残念な患者さん

当院に新規で来院して下さる方で、とても「残念な方」が
たまにおられます。

どんな方なのかと申しますと、
「診察も説明もいらないから治療だけしてくれ」と
要求してくる方です。

こういう方々は、概ねインターネットや書物で
知識を身につけており、またこれまで受けてきた
治療も、その知っている知識の範疇を出ないもの
だったりするようです。

もしくは発展途上中の医療従事者。
いわゆる西洋医学と言われる分野しか信用しないと
いう態度をとる方です。

どちらの方々も、せっかくご縁が出来たのに
ご自身の価値観に凝り固まっていては勿体ない。
そう言う意味ではとても「残念」なのです。

インターネットに出ている情報は玉石混淆で
有益でないものもありますし、またその患者さんに
適応でない情報だったかもしれません。
もしくは有益な情報ですら一知半解でしっかりとご自身に
生かし切っていないこともしばしば・・・。

なので実際に手を取って、その方の悩まされている症状の
原因をしっかりと探って、そして正しく理解して頂くべく
ご説明するという行為はとても重要と考えています。

正しいご理解があれば、習慣を変えることが出来ますし
習慣が変わらなければ、カラダが変わることはありません。
カラダが変わらなければ、症状は改善しないでしょう。

また西洋医学しか信用しないという態度を取っていることで病んでいる方は、
もう少し見識を広げる事をその症状から求められているのでは?
つまりチャンスが来ているのです。

真摯に西洋医学に取り組んでおられる医療従事者の方々は
その限界もよくご存じです。
そして視点を変える為に東洋医学の門を叩くべく
当院を受診される場合、とても謙虚にこちらの見解に
耳を傾けて下さいます。
ちなみに当院は東洋医学的な見解は一部分で、あくまで解剖生理学に
基づいた診察をします。
ただしアトミスティック(要素還元主義的)
ではなくホリスティック(全体性)な見方をしますので、
患部だけを診るのでは無く、その患部の症状を成り立たせる
全体性を診るのです。
まぁ木を見るより森を見るという意味では東洋的と言うのかもしれませんけど。

「残念な方々」と今回私が申しているのは、その抱えておられる症状が
成長する切っ掛けを投げかけてくれているにも関わらず
ご自身の固まってしまった価値観でその機会が見えなくなってしまっている事。
それが残念なのです。

常にカラダは最善の事をしてくれています。
その声を真摯に受け止める機会が訪れていますよ!

ちなみに当院で治療効果を最大限に発揮される方というのは
治療に対して真摯で、そして素直な態度をお持ちです。

そういう患者さんは少しの切っ掛けを提示するだけで
ご自身でどんどん良くなって行かれる。
こちらとしても非常に気持ちの良いものです。
(*^_^*)

これまでは、「残念な患者」だったかもしれないけど
この機会に、見識を広げてみようかなと
思われたなら、災い転じて福となります。
そう言う方は、是非ご来院下さいませ。